利用案内
通訳・介助者派遣(公的派遣)
サービスの利用方法
1.依頼
電話・FAX・電子メール・来所などで登録盲ろう者からの派遣依頼を受け付けます。
2. 選定・打診
盲ろう者のコミュニケーション方法や派遣内容に応じ、適任となる通訳・介助者を選び、打診をします。
3.派遣
コーディネートした通訳・介助者を盲ろう者の指定する待ち合わせ場所(自宅・最寄駅など)に派遣します。
費用
登録や利用に伴う費用負担はありません。ただし、通訳・介助者と一緒に行動する際の交通費、入場料などについては、通訳・介助者の分も利用者(盲ろう者)が負担することになります。
登録方法
1.当会に連絡
東京都盲ろう者支援センター(東京都盲ろう者友の会)にご連絡ください。
2.職員と面談・利用登録申込書の提出
職員が登録を希望される盲ろう者と、ご自宅あるいは事務所などで相談をさせていただきます。派遣事業の利用方法などをご説明した上で、利用登録申込の書類を作成します。
3.登録完了
通訳・介助連絡票を送付し、サービス利用開始となります。
通訳・介助者派遣(企業団体向け)
認定NPO法人東京盲ろう者友の会が、公的機関や民間企業・団体等の依頼を受けて盲ろう者に通訳・介助者を派遣します。
これまでの派遣事例:
- 盲ろう者に講演会の講師を依頼したので、その際の通訳・介助を依頼したい。
- 盲ろうの職員が会社におり、研修を受けてもらうために通訳・介助を依頼したい。
- 盲ろう者に取材をするため、その際の通訳・介助を依頼したい。
など
公的派遣は経済的活動(盲ろう者に対して給与や謝礼金が発生するような活動)に利用することができません。また、年間の利用可能時間に上限があります。そのため、上記のような事例では団体等の依頼により通訳・介助者を派遣しています。
サービスの利用方法
1.お問い合わせ・ご相談
まずはお気軽にご相談ください。
2.派遣依頼
ご希望の日時、場所、具体的な依頼内容などを伺います。
3.通訳・介助者の決定
通訳・介助者を調整し、決定しましたら依頼団体・個人に連絡します。
4.必要な資料や情報の提供
通訳・介助者に事前資料を送付します。
5.派遣当日
ご指定の日時に通訳・介助を行います。
6.ご請求
通訳・介助が完了しましたら、費用をご請求させていただきます。
(1)通訳・介助者派遣費用基準表(盲ろう者1名につき)
1時間まで | 1時間を超えて 1時間30分まで | 1時間30分を超えて以後 | |
---|---|---|---|
通訳・介助者2名派遣 | 14,000円 | 16,000円 | 30分ごとに2,000円加算 |
通訳・介助者1名派遣 | 8,500円 | 9,500円 | 30分ごとに1,000円加算 |
通訳・介助者2名派遣
1時間まで |
---|
14,000円 |
1時間を超えて1時間30分まで |
---|
16,000円 |
1時間30分を超えて以後 |
---|
30分ごとに2,000円加算 |
通訳・介助者1名派遣
1時間まで |
---|
8,500円 |
1時間を超えて1時間30分まで |
---|
9,500円 |
1時間30分を超えて以後 |
---|
30分ごとに1,000円加算 |
【内訳】
項目 | 費用 |
---|---|
通訳・介助者報酬(通訳・介助者1名あたり) | 1時間まで2,000円、以後30分ごとに1,000円加算 |
通訳・介助者交通費 | 実 費※上記基準表は1名あたり1,500円として算出 |
事務手数料(ご依頼1件につき) | 2名派遣7,000円、1名派遣5,000円 |
通訳・介助者報酬は30分単位で計算(活動時間の端数は1分以上で30分に換算)。
通訳・介助者報酬(通訳・介助者1名あたり)
費用 | 1時間まで2,000円、以後30分ごとに1,000円加算 |
---|
通訳・介助者交通費
費用 | 実 費※上記基準表は1名あたり1,500円として算出 |
---|
通訳・介助者報酬は30分単位で計算(活動時間の端数は1分以上で30分に換算)。
事務手数料(ご依頼1件につき)
費用 | 2名派遣7,000円、1名派遣5,000円 |
---|
(2)派遣人数
原則として盲ろう者1名につき通訳・介助者2名を派遣します。
通訳・介助業務は、話される内容を正しく聞き取り通訳する、周囲の状況を適切に説明する、安全に移動介助をする等、集中力を必要とするため大きな負担がかかります。そのため2名態勢を基本とし、交代しながら行います。
ただし、比較的負担の少ない業務(自宅~会場の移動、食事等)の場合は1名派遣とすることもございます。業務内容により異なりますので、詳細はご相談ください。
【自宅~会場の移動について】
盲ろう者は目と耳の両方に障害があるため、自宅~会場の移動に関しても通訳・介助が必要になります。そのため、現地での通訳・介助だけでなく、自宅~会場の移動時間も含めて通訳・介助者の派遣申請をいただきますようお願いいたします。
(3)キャンセル料金
通訳・介助者の手配ができましたら、当会から依頼主に「通訳・介助者派遣決定通知書」(以下、決定通知)をお送りいたします。決定通知送付後にご依頼をキャンセルされた場合は、次の通りキャンセル料金を請求させていただきます。
- 決定通知送付後~派遣日1営業日前の営業時間内(午後5時30分まで)
事務手数料のみ請求いたします。通訳・介助者報酬は請求いたしません。 - 派遣日1営業日前の営業時間終了後~派遣日当日
事務手数料および通訳・介助者報酬の60%を請求させていただきます。当日のご連絡で通訳・介助者が既に自宅を出ていた場合(*)は、その交通費実費を加算します。
【キャンセル料金の請求について】
通訳・介助者 報酬の60% | 通訳・介助者 交通費実費 | 事務手数料 | ||
---|---|---|---|---|
決定通知送付後~派遣日1営業日前 営業時間内(午後5時30分まで) | - | - | ○ | |
派遣日1営業日前 営業時間終了後~派遣日当日 | 通訳・介助者の移動なし | ○ | - | ○ |
通訳・介助者の移動あり(*) | ○ | ○ | ○ |
「通訳・介助者派遣決定通知書」の送付後にご依頼日時が変更になり、変更後の日時で通訳・介助者の手配がつかない場合も、キャンセル料金の対象となります。
(4)支払方法
派遣日の翌月末までに当会から請求書をお送りします。下記いずれかの銀行口座にお振り込みいただきますようお願いいたします。なお、振込手数料は依頼主負担となります。
- ゆうちょ銀行
00180-8-53044
加入者名:東京盲ろう者友の会 - みずほ銀行 九段支店
普通口座 8037391
口座名:特定非営利活動法人 東京盲ろう者友の会
(5)その他(お願い・注意事項)
- 日にちの迫った派遣申請は通訳・介助者の手配が難しく、やむを得ずお断りさせていただくこともありますのでご了承ください。原則、3週間前までに派遣申請をしていただきますようお願いいたします。
- 事前の資料や情報提供をいただくことにより、確実な情報保障へとつながります。可能な範囲で構いませんので、資料がある場合はお送りください。
盲ろう者向け同行援護
サービスの利用方法
利用方法は、通訳・介助者派遣と同様です。
1.依頼
電話・FAX・電子メール・来所などで登録盲ろう者からの派遣依頼を受け付けます。
2. 選定・打診
盲ろう者のコミュニケーション方法や派遣内容に応じ、適任となる同行援護従業者を選び、打診をします。
3.派遣
コーディネートした同行援護従業者を盲ろう者の指定する待ち合わせ場所(自宅・最寄駅など)に派遣します。
費用
同行援護は、他の障害福祉サービスと同様、原則、利用者の1割負担になります。ただし、所得による負担額の上限があり、盲ろう者と配偶者の合計年収が概ね300万円以下だと利用者負担は発生しません。
同行援護従業者と一緒に行動する際の交通費、入場料などについては、同行援護従業者の分も利用者(盲ろう者)が負担することになります。
利用開始までの手続き:
在住する区市町村の役所の担当課(障害福祉課、福祉事務所など)に利用の申請をしていただきます。その上で、視力障害、視野障害、夜盲、移動障害の有無の調査を受け(同行援護アセスメント)、利用対象者に該当するか判定を受けます。
- 1.役所に相談
- 在住する役所に盲ろう者が訪問
- 2.同行援護アセスメント
- 同行援護の対象者かどうかを役所が判定
- 3.障害支援区分の認定
- 支援の必要度を役所が判定
- 4.サービス等利用計画(案)の作成
- いつ、どのくらい同行援護を使いたいか、相談支援事業所と相談、利用計画案を作成
- 5.支給決定
- 1か月に使ってよい同行援護の時間数を役所から盲ろう者に通知
- 6.サービス等利用計画の作成
- 支給決定をふまえて、利用計画案の見直し
- 7.契約と個別支援計画の作成
- 本人と相談しながら、利用内容や支援上の留意点を整理し、個別支援計画を作成
- 8.サービス利用開始
訓練事業
サービスの利用方法
東京都盲ろう者支援センター(東京盲ろう者友の会)にお申し込みください。お申し込み後、職員と面談し、ご本人とともに支援プログラムを作成した上で、訓練を開始します。
費用
訓練の費用は無料です(訓練後も利用者が引き続き利用するような機器類については実費負担となります)。また、必要に応じ、センターに通うための通訳・介助者を利用することができます。その際、通訳・介助に関わる費用負担はありません。
期間
標準的な訓練期間は2時間×12回ですが、利用者の状況や希望に応じます。
場所
原則として東京都盲ろう者支援センターへの通所(週1回~月1回程度)ですが、利用者の希望や訓練内容に応じて、利用者の自宅や公共施設などで行うこともあります。
生活技術向上学習会
サービスの利用方法
東京盲ろう者友の会事務局へお申し込みください。
現在は、感染症対策として定員を設けています。そのため、下記の方を優先して受け付けます。ご希望に添えないことがありますが、あらかじめご了承ください。
- 東京都在住の盲ろう者
- 当会の運営する事業所「かけはし」契約の盲ろう者
- 他県在住で当会会員の盲ろう者
- 上記盲ろう者の通訳・介助者
定員(通訳・介助者を含む人数):12名
利用する部屋により変わることがあります。
申込は、サークル・交流会と合わせて一人あたり月8件を上限とします。原則として先着順ですが、参加頻度や申込状況に応じて、申込受付後でも他の参加者の受け入れのため、お譲り頂くご相談をすることがあります。
申込締切は、各日1週間前の正午までです。
費用
学習会の参加費用は無料です。
作品の材料費や、社会見学等で入場料がかかる場合などは、実費負担となります。